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プラス思考が好ましい遺伝子を目覚めさせる

テーマ:がん全般


良寛三十九歳のときです、良寛は長い諸国行脚の後に故郷の越後出雲崎にと現われています。そして村人に笑われても、をしながらも一生故郷を離れることはありませんでした。詩を書き、歌を詠み、子供たちと遊びながら生涯この地ですごしています。


良寛は毎日に出ていますが、それは、釈迦と一体になる行を乞食の行に求めたからです。たしかに出家した釈迦は一生住むべき家をもたず、乞食をして辛うじて飢えをしのいだといわれています。良寛の托鉢は、釈迦が毎日行なっていた乞食の行を自分もすることで、釈迦と一体化しようとした良寛の修行であったのです。その托鉢をしているとき次のような逸話が伝えられています。


良寛さんが渡し舟に乗って川を渡っているとき、川の真ん中で船頭がいたずら心を起こし舟をグラグラとゆらしました。良寛さんはいつどんなときでも「けっこう、けっこう」とニコニコしているだけで、決して怒ることがありません。そこで船頭はわざとひどいことをして怒らしてやろうとしたのです。


船頭が舟をゆらしたせいで、良寛さんはバランスを失い川に落ちてしまいました。ずぶ濡れどころか良寛さんは泳ぎがまったく出来ません。たちまち溺れてしまいました。そのままでは死んでしまいそうです。船頭もびっくりして、バタバタする良寛さんを舟に助け上げました。


もとは船頭にわざと落とされたのですから、いくらお人好しの良寛さんでも少しは怒りそうなものです。ところが良寛さんは頭をペコペコさせて、「いやあ、ありがとう、ありがとう、お前さんが助けてくれなきゃ私は死ぬところだったよ。お前さんは命の恩人じゃ」。これには船頭もあきれ果ててしまいました。


それにしても川に落とされながら、落とした張本人にお礼をいう良寛さんの態度をどのように理解したらいいのでしょうか。いかに良寛さんがぼんやりしていたとしても、自分がどうして川に落ちたかはわかるはずです。ふつうの人ならおおいに怒るところですが、良寛さんは船頭の悪い面には目もくれず、いい面ばかりを見て、怒るというマイナス思考には見向きもしていません。自分を助けてくれたことだけを見て感謝するという極端なプラス思考です。このプラス思考が、今まで不可能と思われていたことを可能にするというのです。


世界的に有名な遺伝学者で、筑波大学名誉教授の村上和雄さんは、御著書『のバカ』でこの良寛のプラス思考について次のように述べています。


「この岩をも貫くようなプラス思考の一念は、今まで眠っていた遺伝子を目覚めさせる。そして、その遺伝子が作動することで、それまで不可能であったことが可能になる」といいます。「その不可能と思われていたことの中には、がんを治す遺伝子も含まれている。そして、この強力なプラス思考が、今まで眠っていたがんを治す遺伝子を目覚めさせて起動させ、進行したがんであってもがんで死なないようにするばかりか、がんの自然治癒さえも起こし得る」というのです。何とも頼もしい限りです。

| 良寛の心ががんを治す | 04:39 | comments(0) | - | pookmark |
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免疫治療専門医 中嶋靖児
中嶋靖児 著

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