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好ましい心ががんを治す
JUGEMテーマ:がん全般

遺伝子には、常に作動していて同じ働きを続けている遺伝子もあれば眠っている遺伝子もあるといいます。何かのきっかけでそれまで眠っていた遺伝子が急に目を覚まし、にわかに活動を開始することがある一方で、反対に、それまで活動していた遺伝子があるとき突然に休眠してしまうこともあるといいます。


現にがん細胞は、今まで正常であった細胞が、突然変異で悪性細胞のがんに変身したものです。それは、正常細胞の中で眠っていた無限に増殖するという遺伝子が、突然目を覚まして活動を開始したためにがんは発生していたのです。そして同じように、今まで眠っていたがんを治す遺伝子も突然に目を覚まして活動を開始し、がんがおとなしくなることもあるというのです。


がん細胞は暴れ方がひどく、体の中では傍若無人に自分勝手に振る舞い、人に危害を加えることばかりしている様ですが、それでも完全に野放しになっているわけではありません。がん細胞といえども周囲の細胞の影響を受け、他の細胞によって管理されています。


実は、がんの発生や増殖を封じ込めることを仕事とするがん担当の細胞は、太古の昔から実際に存在していました。その細胞が全ての生物をがんから守ってきたのです。それは、その当時存在していた唯一のリンパ球であるNK細胞ですが、そのNK細胞の中にがんを治す力が備わっていたのです。そのNK細胞が働いてくれていたお陰で、生物は死滅することなく進化し現在の私たちがあるのです。そしてその細胞は今現在でも私たちをがんから守っていたのです。


そのNK細胞が眠ってしまって活動を中止したり、またNK細胞の働きが弱ってしまったためにがんは発生しました。しかも最後には、そのがんが勝手に暴れ出し、私たちは命まで脅かされてしまったのです。


丸山ワクチンでがんが消えたとか、キノコを食べたらがんが小さくなったとか、または漢方薬でがんが良くなったなどの話はよく聞きますが、それは、これらの物質の成分ががんを直接攻撃したのではありません。これらの物質の働きで、今まで眠っていたがん担当のNK細胞が目を覚ましたためです。働きの弱っていたNK細胞が再び活動を開始したためです。がんを抑えることの出来る細胞の遺伝子が、ワクチンやキノコ、または漢方薬の成分で活動を開始したためなのです。


しかもそのNK細胞は、心のもちかた、つまり、心が好ましい状態に置かれると、そのことだけでも今まで眠っていた遺伝子の眠りを覚ますことが出来るといいます。そればかりか、プラス思考が好ましい遺伝子のスイッチをONにして、その遺伝子の活動を開始させることも出来るといいます。そしてその好ましい遺伝子の中には、NK細胞のようにがんを治す遺伝子も含まれているというのです。それどころかそこには、がん以外のいろいろな病気を治す遺伝子や命を延ばす遺伝子さえも入っているというのです。


実際に医療の現場では、がんに負けないという気持ちを持ち、常に前向きに事に当たる人ががんを克服し、初めからがんで絶望してしまった人との間に大きな生存率の差のあることはよく知られています。たとえがんにかかったとしても、「私は治るんだ」と思っている人と、「もうダメだ」と思ってしまっている人とでは、がん細胞の増殖速度にまで大きな違いが出来ていたのです。


そして最近では、特に「笑い」の効用が注目され、病院の中に落語の高座まで設けて、笑う落語を毎日聞かせる所もあるくらいです。笑いはNK細胞を活性化させます。それに加えてリズムカルな運動が、NK細胞を活性化させるために非常に有効であることがわかってきました。心が快適になるようなリズム体操、呼吸といわれるような腹式呼吸、無念無想の座禅など、これらを長く続けることで心は高揚してうきうきします。それはNK細胞を活性化させる大きな力でもあったのです。奈良時代の高僧が長寿であった理由の一つはここにあったのです。


人の体を調節する神経と免疫とには密接な関係がありました。そしてその免疫を活性化させるためには、心を豊かにし、常に前向きの気持ちになっていることが大切であったのです。


良寛の言う「災難をのがれる妙法」とは、まず初めに、自分に降りかかった災難であるがんをあるがままに受け入れることであったのです。そうすることで初めて、がんからのストレスを受け流すことが出来るようになります。それが好ましい遺伝子を作動させ、不可能を可能にする第一歩であったのです。


昔の人は病気平癒を願って神仏に熱心に祈願しました。祈ることで神仏のご加護が必ずあり、自分の病気は必ず治ると信じていました。しかも祈ることで、神や仏が治ることを約束してくれたと固く信じていたのです。そして心配は消え心が平安になります。昔の人の祈りはそれ自体が治療であり、そのために免疫細胞は活性化し、祈りで実際に病気が治っていたのです。「念ずれば通ず」という言葉があるように、当時の祈りは現実の治療でもあったのです。


がんが進んでしまって、現代医学をもってしても打つ手がないなどといわれても、まだまだ方法はあったのです。

| 良寛の心ががんを治す | 04:44 | comments(0) | - | pookmark |
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免疫治療専門医 中嶋靖児
中嶋靖児 著

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